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今後誰かと体を重ね、成り行きで付き合う事もあるかもしれない。
だけど俺の気持ちは、きっと笑美を見たまま方向転換する事はできないと思う。
―――もし、笑美以上に好きになれる女が現れたら・・・?
そんな出会いが今後あるのだろうか?
ただでさえ同僚以外の異性と関わる事が少ないこの現状。
新しい出会いなんて、そう簡単に訪れる訳がない・・・。
「とりあえず車出すぞ?」
黙りこくってしまった凜子に再び声を掛け、俺は市街地方面に向かって車を走らせる。
時刻はもうすぐ15時。
俺はまだ昼食を取っていなかった。
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