26人が本棚に入れています
本棚に追加
だから断る理由もなくつきあってる。
小柄で可愛いポニーテールの女の子。
僕にはもったいないとみんな口々に言った。
だけど僕は――。
「そろそろ、帰るわ」
午後7時――。
この時間になると
いてもたってもいられず
走り出してしまう。
「純平(じゅんぺい)!ちょっと……!」
「バイバイみなみ。デートは週末な」
ポニーテールの頭をポンポンと叩くと、店を飛び出した。
平日7時になると
僕は一目散
走り出す。
最初のコメントを投稿しよう!