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「まあねえ、思い通りにいかないのが恋だから。こればっかりは――」
「おまえの口から恋とかキモい」
僕は鼻で笑った。
「あー、ひっでー」
だけど相談相手はこいつに限る。
「じゃあさ、この際いくとこまでいってみ?通報されない程度にさ」
いくとこまでいってみる、か――。
「おまえ、帰れ」
「はあっ!?」
僕は唖然とする芦屋の首根っこを掴んだ。
「夕飯のお礼に行って、ちゃんと答え聞いてくる――」
「今から?」
「そだよ」
18歳男子――僕の暴走は止まらない。
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