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僕の記憶は
そこで一旦途切れた。
気がつくと自分の部屋にいて
『やばい!まじやばい!!奇跡』
唯一俺の本心を知るクラスメート
芦屋誠(あしや まこと)にメールを打っていた。
『あ?』
1分後に返信。
暇なくせに愛想なし。
『とりあえず、家来て』
芦屋は同じマンションの違う棟に住んでいる。
『ああ――ドラマ終わったら行く』
時間は9時ぴったり。
「ざけんな!始まったばっかりだろうが」
僕は自分勝手にもひとりごちると電話をかけた。
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