うんざりする存在

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 オレはいわゆるオールドゲーマー。  オンラインゲームじゃなくて、テレビとサシで向かい合って二世代前のハードで遊ぶと集中するし、落ち着くタイプ。  なのに。 「ねえ、ずっとゲームばっか?」  香水臭いのがオレの横から画面を覗きこんでくる。 「五時間も同じことばっかやってて楽しいわけ」  お前に構ってるよか、全然マシ。  つーか同じことしてねえし。  気が散るから無視して続けていると、今度は後ろからいきなり腰の辺りを殴られた。 「はァ!?」  イラッとして振り向いたら、アイツの右足がすぐそこにある。  ――こいつ、オレにケリ入れやがった?  睨みつけると、何かした? みたいな顔したアイツは目を半開きにしてオレを見返す。 「マジ、ウザいんだけど」
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