悪い恋 【JYUNPEIの場合】

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やってしまった――。 もう終わりだ。 コーヒーショップのテーブルにつっぷしたまんま。 僕は起き上がる気力もない。 「ねえ、人のこと呼び出しといて――」 芦屋がアイスラテをすすりながら 「1時間無言とかやめてくんない?」 テーブルの下で僕の足を蹴飛ばした。 「ってえな――!やめろよ」 「つーか、泣いてるし!」 顔を上げた僕を見て芦屋が本気で引いた。
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