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「…………どうしよう」
3号館。
一階の共同スペースのソファーで、亜矢が両手で顔を覆いうな垂れていた。
「……」
佳奈美がその隣に座り、亜矢の事を見つめる。
「どうしよう……もしこれで皆に何かあったら、それって私のせいだよね」
「……だから、別に誰もそんな事思ってねぇよ」
遼平が渋い顔で亜矢の発言を否定する。
「もういいからさ。早く顔上げろよ、杉並」
「…………………………」
「杉並っ」
夕方、3号館に戻ってきてから亜矢はずっとこの調子だった。
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