4話~眼鏡~

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真央「なぁ日置、お前ってなんで眼鏡かけてんの?」 透也「目が悪いからに決まってるだろう」 花火「日置くんは眼鏡無い方がいいと思うぉ」 透也「俺だってコンタクトにしたいわ」 真央「じゃあコンタクトにすればいいじゃん」 透也「親が駄目っつーんだよ」 花火「じゃあ私が日置くんの眼鏡貰ってあげるぉ」 透也「貰ってあげるじゃねーよ!何も解決しないわ!」 花火「え?眼鏡なくなったらコンタクト買ってもらえるんじゃないの?」 透也「いつ俺がそんなこと言った?!」 花火「言ってないかも」 透也「おい……」 真央「日置、ちょっと眼鏡貸して」 透也「嫌だ」 真央「なんでだよ」 透也「嫌な予感がする」 花火「嫌な予感?なんで?」 透也「この流れだと島崎に壊されかねない」 真央「どーゆー流れだよ。まぁ、壊すつもりだったけど」 透也「壊すな!」 花火「その手があったか。日置くん、眼鏡貸して」 透也「お前壊す気満々だろ!」 花火「…まぁそうだけど!」 透也「何逆ギレしてんだよ!」 花火「悪い?!」 透也「悪いわ!」 花火「そういえば、なんでこんな話になってるんだっけ?」 透也「話を逸らすな!」 真央「日置が眼鏡壊したいって言ってからじゃない?」 透也「そんなこと一言も言ってないわ!お前が原因だっつの!」 真央「そうだっけ?」 透也「そうだよ!」 花火「日置くん…これじゃあ会話が終わらないぉ…」 透也「んなことどうでもいいわ!」 花火「でももうすぐ授業始まるぉ?」 真央「まじ?次何だっけ?」 花火「情報だぉっ☆」 真央「移動か…」 花火「だから教科書持ってるんでしょ?」 真央「そういえばそうだっけ。つか教室にいんの俺らだけじゃね?」 透也「やばいじゃん!」 花火「じゃあ私は先行ってるぉ」 真央「俺もっ!」 透也「ちょっっ待てっ!俺を置いてくなー!」
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