第四話

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「ねぇ、科楽?」  うたた寝をしている俺は、CCがそのように話しているのに気が付くとまた寝る。 「起きろ!」  CCは、俺の鳩尾を的確に捉え呼吸困難になりながら目が覚める、起こされるので、死にかけるのは初めてだ。 「ごふぁ!! み……みぞうち……」 「鳩尾だよ!! で、話するけど。私って元々猫なんでしょ? 元々の品種を聞きたいんだけど?」  呼吸困難でそんな事を聞いてる余裕が無い、何言ってるんだっけ? 「ふぅ……えーと身長132の……」 「ちょっと!? 何さらりと私のプロフィール公開してるの! 違う、品種だよ品種!」  あー品種か、かといって猫が好きだが品種までは詳しくない、正直言えば黒猫は全部黒猫と認識しているレベルだけど、猫の顔なら覚えられると自負している。 「あー、少し待ってろ調べるから」  自室に戻り調べると言いながらベッドに横になり寝る。数時間が経った後、何かの恐怖が俺の目を覚ました、そこには人とは思えない顔でこちらを睨んでいるCCが、さながら鬼いや、夜叉の方が正しい。 「ド、ドウシマシタシーシーサン」  ぎこちないしゃべり方は、恐怖していると自分でも思うぐらいぎこちないレベル。 「何がどうしたじゃない……こっちとら品種を聞いて何時間待っていたと思ってるんだ? あ!? 今すぐ貴様の手足を引き抜いたろうか!!」  怒りでおのれを失う事はよくあるが、ここまで失うとは……俺は一枚の紙をCCに見せた。 「なんだ……これは?」 「お前の品種だよ、正直俺では分からないが多分それで有ってる、寝たのは……そのすまなかった……ごめん」 「ふん! 調べたなら素直に見せればいいんだよ! バカ……」  なんか最後に引っかかるが、聞かなかったことにする。さて、寝よう。 第四話 終了
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