第五話

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いつも元気なCCが寝込んでいる、どうやら夜中裸で寝ていたのだろう。 「あぁ……鼻が詰まる……」 「裸で寝てたからだろ……ほらゆっくり寝てろ」 おとなしく普通の子猫のようにじゃれてくる、とても可愛い。 仕方がないので家に医者を呼ぶことにした。 医者はしぶしぶ来たのか、顔見知りなのか知らないが不満を垂らしながら「猫は見たことないんだけどねぇ……」と困っていた。 「ルナすまんな、お前ぐらいしか頼める医者がいなくてな」 「いいわよ、それに貴方が作った子を診察できるなんて楽しみだったわ」 相変わらずの変わった医者である。 ルナはいろんな機材を用意し、簡易的な診察室みたいになった。 体温計を出してルナは少し動きを止め。 「科楽、この子今何度?」 「さぁ? 知らん、熱計ってないからな」 「ん~なら、クーちゃん読んできて? そして貴方は外に出なさい」 クーディスを呼び、俺はリビングで趣味の麻雀の牌を吹いていたら、CCの悲鳴が聞こえた。どうせ、注射や苦い薬でも飲まされたんだろう。 悲鳴が聞こえたのをすっかり忘れてたら、ルナが顔をテカテカにしながら。 「今日は楽しめたわ、またお願いね」 ルナを送って、リビングに戻るとCCは全てを悟ったような顔をして。 「もう……風邪ひかない……」 いったい何があったのだろう。 第五話終わり
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