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「ねぇ、科楽?」
疑問符を頭の上に着けたような、古典的な疑問な顔でCCは俺を見る。
「なんだ? 服のサイズなら問題ないはずだが?」
「いや、そこじゃないんだけど……服のデザインなんだけど。なんで修道服なの? 科楽って無宗教だよね確か? クーだって、修道服だし、しかも少しだぼだぼで、ボロボロだし……趣味?」
すこし、息を吐き。考え。なんでこんな服にしたのかを思い出す。昔の俺が創った事だからすっかり忘れてて、理由が確か有ったはずなんだが確か……
「あぁ、修道服の人間がボロボロだったりするとなんか神秘的な感じしないか? クーディスに関しては昔、俺の世界(小説)を管理してもらっていたからそうなんだけど……」
俺は、ふとCCの顔を見て察した。うわーすげぇ「こいつ何言ってるんだ気持ちわる」て顔してる。そりゃーそうだけど。
「科楽、気持ち悪い……」
「はっきり言うね! 顔で大体分かるんだけど!!」
何か察したのかCCは、少し笑みを浮かべ。
「じゃー私も何か世界を管轄出来たりするの?」
「お前が着てるのは完全な趣味に近い、だってお前管轄とか出来ないだろ?」
CCは俺を思いっきり殴り、またしても古典的な怒り方をしながら俺の部屋を出て行った。何しに来たんだあいつ?
第二話 終了
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