いつもの夢

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夕食後、洋子に監視されながら、子供達は歯磨きを始めた。 丁寧に丁寧に、虫歯にならないように丁寧に皆、懸命に歯を磨く作業を黙々とこなす。 虫歯にでもなれば洋子に叱られる事は目に見えている。 綺麗に歯磨きを終えた子供達は、洋子を先頭に、寝室に行き、それぞれパジャマに着替えた。 健太は白色の生地に薄い紺の縦縞模様のパジャマに着替えると、自分が寝る為の布団を敷き始めた。 パジャマに着替え終わった零士は、健太の横に布団を敷き終わった。 敷かれた自分の布団の前で立っている零士の横で、健太はまだ布団を敷く作業を黙々とこなしている。 それから五分程経った頃、子供達は皆、布団を敷き終わった。
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