第3章

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二人についていくと、とても広い空間にでた 「ここが闘技場よ。さあ、はやく闘りあいましょ!」 「姉さん、怪我させないようにほどほどにしてね……」 「わかってるから!はやくやろうよー!」 わかってないように見えるのは私だけ? 「はぁ……じゃあ、はじめますよ。ルールは殺しと魔武器と使い魔は無しで、相手を気絶させるか降参させた方が勝ちです。このコインが地面に落ちたらスタートです。審判は私、ミザ・ミリアデスが行います。二人とも、準備はいい?」 「もちろん!」 「ええ」 「では、いきます」 ミザさんはコインを弾いた コインが落ちると同時にとんでもないスピードでミリアさんが飛んできて、殴りかかってきた それを躱し、距離をとる 「危なかった…」 「あらら、いまのをよけるかぁ。なかなかやるね!」 そういったミリアさんはまた突撃してきた 「同じ手はくらいませんよ?」 そういって私が拳をよけるモーションを取ると 「『エクスプロージョン』!」 私にまっすぐ向かっていた拳を、地面に叩きつけた すると、叩きつけた場所から巨大な火柱が上がった 「っ??」 ギリギリ避けた私に休む暇もなくミリアさんが攻撃を仕掛ける 「ちょ、ミリアさん、本当に危ないですって…」 「だって、今ので決める気だったもん。今のはやったと思ったのに~」 会話しながらも途切れないミリアさんの猛攻を防ぎながら、反撃の策を考える 「ほら、余所見してると危ないよっ♪」 また先程の火柱攻撃を繰り出してきたミリアさんから再び距離をとる 「私の防戦一方ですね……」 少しまじめにやりますか…… 「『ダイダルウェーブ』」 水の上級魔法を唱えて体制を立て直す 「効かないよ!」 ミリアさんは灼熱の炎の壁をつくり、ダイダルウェーブを防いだ 「もう、終わらせますね……」 「やる気になった?じゃあ、反撃される前につぶすのみ!」 「『アクアシールド』」 突撃してきたミリアさんを水の壁で足止めする 「そんなのじゃあ止められないよ!」 ミリアさんの超強力な拳が壁に叩きつけられる 「なっ??壊せない??」 その間に詠唱を唱え終える 「貫け『ローズニードル』」 アクアシールドを解除し、魔法を発動する 巨大な茨の棘がミリアさんの真横を通り過ぎるようにして、茨を薙ぎ払うように横に振った ミリアさんは茨に弾き飛ばされ、壁に激突した
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