第1章

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… …… ……… ……んぅ……明……るい? 目を開けると、周りは、木、木、木、木 「あれ?…私……なんで……森に?」 私は都会の住宅街の道で、帰路についていたはずである、ましてや、こんな森の中にいるはずがなかった。 とりあえず、状況把握をすることにした 探索していると見たことない植物や小動物を見かけた ここは、地球なの?……もしかして、小説みたいに異世界とか! そう思うと、とても気分が上がってきた 「初めての異世界~♪」 ガサッ あ……これは、異世界では欠かせない、アレ…… 「グルルルル」 魔物(狼)と遭遇フラグ即回収\(^o^)/ やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい えっと、多分、小説みたいに力が補正ついてるはず! とりあえず、物理で行こう!だめだったら全力ダッシュで逃げる! 「グルァァァ!」 「ちょ、あぶな??」 飛びかかってきた狼を避け、その横腹に一発殴りつける 「ギャオン!?」 そんな声を上げて、狼は木々をへし折りながら吹き飛んで行く え……ちょ……私強…… 紫はそんなことを思いながら、狼を確認しに、吹き飛んで行った方へ向かう 「あぁ……」 狼は結構グロテスクな屍となっていた これが、人生最初の生物を殺す、という体験であったため、罪悪感と多少の吐き気をもよおした 「異世界は弱肉強食……これにも早く慣れないとね……」 紫はその場を立ち去った
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