第1章 はい…リアル女が嫌いです。

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世界は二次元で作られている。 自分の周りにあるグッズや漫画は、空想に入り込む為の物だ。 今年高校生になるが知ったことではない…二次元、二次元、二次元にしか興味がないのだ。リア充やリアる女・男はくたばれコンチクショー。 「おはよ…母さん…美雨」 「おはよ~~!もっとシャッキリしなさい。弱人、そんな弱気ではまたイジメられるわよ?」 「ああ…やだやだ…こんなお兄ちゃんなんて二次元に住み着いてしまえばいいのに」 「あ…それは最高かも…」 そんな世界はコッチから呼び込みたいくらいに、願望が溢れてくるのだが…母や妹はギロリと睨んでくる。 「また…二次元なの?また二次元に逃避行する気??」 「やめてよね?顔面にグーパンチしないと戻ってこれないんだから、手に血が毎回付くのが正直にウンザリなんですけど」 二人の殺気めいた迫力に押されて、朝ごはんを食べずに玄関に向かう。 【リアル女は怖いよ~~、うわーんっ!!】
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