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「くくく、あははっ、
そなたは何を真顔で言うておる!?
まだ酒を飲んだわけではあるまいし!
正気か!?」
信長公は、美加を馬鹿にして笑った後、さらにあきれていた。
美加はまだ笑みを崩さない。
「良いのです、あきれられても。
わたくしの決心を聞いてもらいたかっただけなのです。」
信長公が不思議なものを見る目で、美加を見つめる。
その強い眼光に、美加は見られている目が熱く火照っているようにさえ、感じる。
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