天下人を試す姫

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美加は顔をあげると、右手を開いて信長公にその手を伸ばした。 「ん?なんのまねだ?」 信長公がいかがわしく美加を見る。 ここでひいてはならない。 ここは蘭丸とさくらしか見ていない場所。 美加がひらめいた計画の序章とさえ呼べない。 「この広い安土城内、どんどへの道をお館様とはぐれてしまっては、美加は迷子になってしまいます」
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