天下人を試す姫

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信長公の視線が痛い。 美加の伸ばした手を一瞥したあと、美加を見ている。 蘭丸がその空気に耐えきれず 「美加姫、迷ってしまわれたなら、わたくしが必ずお探ししますから、その手を・・・」 その手を引っ込めるように言おうとした蘭丸を信長公が手で制した。 蘭丸の言葉を制した信長公の手はまっすぐに美加の手へと伸びてきた。
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