一大事が起きた城内と姫

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翌日-。 美加は自室にて、昨日のどんどのことを思い出していた。 信長公は終始機嫌よく、手を繋いだまま、燃えるどんどの火を眺めていた。 家臣や侍女たちの前でも手を離そうとしなかった。 手を繋ぐことをせがんだ美加にも特に訳を尋ねることも責めることもせず、どんどの説明などをしてくれた。 物思いにふける美加のもとに、蘭丸が大慌てで訪ねてきた。
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