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美加の自室にてバテレンから贈られた葡萄酒を味わった後
信長公は美加を堪能する。
信長公は左の五本の指で、美加の残り半分の顔をなぞっていく。
美加の顔は見えない炎に侵されたようだった。
右手の五本の指が額から顎にまで降りてきたかと思うと、親指で上唇をなぞる。
顔を美加の耳に近づけ、ふっと息を吐く。
美加の耳から入った信長公の息は、顔を支配している炎を揺さぶる大風になり、美加は体中が燃えるようであった。
信長公はそのまま美加の頭を自分の胸に沈めた。
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