一大事が起きた城内と姫

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一瞬、信長公の顔がひきつったように見えた。 しかしすぐにいつもの顔に戻り、 「知らなくてよいこともある。 あまり、政に関することに口を出すな。 そなたを遠ざけたくなるかも知れぬぞ。」 いたずらに笑う信長公に、美加はすがるような目をした。 美加はひとつの推論ができあがった。
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