二人っきりの姫

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「さて、美加。 予は決めたのだ。 そなたは抱かぬーーー」 「え?」 美加は信長公の突拍子のない‘抱かぬ宣言,にどう反応してよいかわからなかった。 「ただし、そなたがみずからそなたの帯を解き、肌を予にさらし、抱いてくれ、と懇願するならば抱いてやろう。」 「そ、そのような日は永遠に参りません!」 美加は相変わらず真っ赤な顔で返した。
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