初めての心づもりと姫
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「は、はい…」 次に何を言われるのか想像もつかぬまま美加は答えた。 「今宵、予だけを考えよ。 他のことは考えるな。 感じるままに致せ…。」 「感じるままに…?」 「感じるままに、声も出して良い。 何も我慢するな。 予の前にすべてをさらけだせ。 さすれば予の歓心はそなたのものよ…」 「…はい」 美加はわかったようなわからないような返事をした。
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