真夜中の戯れと姫

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傷めてない左手を信長公がつかむと、 その美加の手を自分ののどに持って行った。 「予のものに触れなければ、蘭丸や力丸のにでも、触れられたら困るからな」 とからかいを混ぜた優しい声で言われると、 美加もその手のひらで ゆっくりとそおっと触れてみた。
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