真夜中の戯れと姫

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「それから他にあるのなら、今宵、すべて 触れさせてやる。 ただし、今後、寝た後に勝手に触れるな。 良いな」 「はい! あの…では」 と美加はごそごそを動き、少し信長公に近づくと、 信長公の二の腕を手のひらで触れた。 「美加、そこはそなたはいつも 気を失いそうになる度に予の二の腕を、 助けを求めるが如く、いつも握ってくるではないか? その記憶もないのか、そなたは?」
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