真夜中の戯れと姫

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そういうと、大切なことを思いだしたかのように、 「--- 手首は大事ないか?」 急に優しい声に変わった。 美加は思わず手首を後ろに隠した。 「力丸、水を、てぬぐいを持て」 そっとふすまの向こうに命じた。 「見せてみよ」
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