正室の秘密を伝える姫

3/7
918人が本棚に入れています
本棚に追加
/37ページ
「何? 亡くなられた? なにゆえ、そのような大事が内密にされてきたのだ? そなたはどうしてそのようなことを知っているのか?」 「お館様は仰せでした。 秘密ではないと。 ただ誰も口に出さぬだけ。 そして、知らぬものはたずねず、知っているものは話さない。 だから、濃姫様のこと、知らぬ者が多いと、悲しそうでした。」
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!