幽閉から開放された翌朝の姫
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「さくらといったな。 夕刻、もう一人客が増える。 夕餉を頼むぞ。」 さくらは、承知しましたと頭を下げると白湯を置いてその場を去った。 「美加、飲むか。」 美加の両手を握って、白湯の入った湯飲みを握らせた。 白湯をごくりと飲む、その首がやたら細くなったことに気付いた。
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