幽閉から開放された翌朝の姫

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「ーー美加 そなたとはこれからもそうやって笑って過ごしたいものだ…」 「はい、美加も。」 美加が微笑み返す。 「そうか、これからも予のそばにいてくれるのか?」 「はい、お館様がそれを許してくださるのなら…」 「予は、これから城に住まう訳でもないし、贅沢はさせてやれぬぞ。」 「ただ、お館様のそばにいることができるのなら、何よりものの贅沢にございます。」
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