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そういいながら、襟をずらした先から、指を忍びこませ、
優しくときに少し強くふくらんだ先端を指で触れてやると、
美加は耐えきれず、
甘い鳴き声をもらした。
その声に満足したのか、潤んだ瞳の美加から手を抜き去り、
「ホトトギスは勝手に鳴くのに、
そなたを鳴かすには一苦労。
予はこれから、出掛けねばならぬ。
ホトトギスと鳴く練習でも仲良う、な。」
火照り始めた躰を置いてけぼりにされた美加は
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