番外編1 ホトトギス

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そういいながら、襟をずらした先から、指を忍びこませ、 優しくときに少し強くふくらんだ先端を指で触れてやると、 美加は耐えきれず、 甘い鳴き声をもらした。 その声に満足したのか、潤んだ瞳の美加から手を抜き去り、 「ホトトギスは勝手に鳴くのに、 そなたを鳴かすには一苦労。 予はこれから、出掛けねばならぬ。 ホトトギスと鳴く練習でも仲良う、な。」 火照り始めた躰を置いてけぼりにされた美加は
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