【R18】南蛮人から送られた木ノ実の油と、姫

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今夜は信長公は松千代を連れて どこかに出掛けている。 寺の者が用意してくれた 夕食を一人食べると、 天下人の帰りを おとなしく待っていた。 夜はさすがに ちょっとした音も響く。 馬がとめられ、戸が開き、 主君がもどってきたようだ。 信長公は自室に戻ることなく、 美加の与えられた室へ足を運んだ。 「…美加。 おとなしくしておったか。」 「そのような子ども扱いはおやめくださいませ。 美加はきちんとお館様、松千代様のお帰りを お待ちしておりました。」
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