【R18】南蛮人から送られた木ノ実の油と、姫

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信長公は美加の室に 一歩足を踏み入れると、 座り込むつもりはないらしく、 立ったままの姿勢であった。 「美加、 先ほど南蛮商人に会ってな。 物珍しきものを献上された。 あーもんどなる木ノ実から、 絞り出された油だそうだ。 なにやら皮膚につけると、 美しくなるそうだぞ、美加。 そなたに与えよう。」 美加に瓶に入った南蛮製の 木ノ実油を美加に手渡して 湯殿へと足を運ぶため、 信長公は去っていった。
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