第1章

6/9

0人が本棚に入れています
本棚に追加
/9ページ
「どうしたの、ロイ?」 彼の連れとして、一応声をかける。 時間の止まったようなその場面を、そのまま放置じゃあんまりだろう? 「この方が貴方のお財布を。」 あれ。本当だ。 男は痛みに顔をしかめながら、恨めしそうにボクを睨み付けていた。 いやいや、君に痛みを与えているのはボクではないのだけど。
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加