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「僕は斎藤蓮です。年は16で高校生でした。とりあえず、これからよろしくお願いします」
蓮も無難な挨拶をして状況を見守る。
「次は私ですね、私は村上仁です。年齢は27で一応博士的な職業についていました。」
(あの人結構有名な学者じゃん!なんでそんな有名な人まで。)
「えーと、私は篠田舞です!斎藤くんと同じ高校生で年は17です!」
(同じ高校生だ!仲良くできそうだな)
「うちは紫堂茜ていうねん。大阪出身の二十歳や。ようわからんけどよろしく」
これで一人を除いて全員いい終わったのだか、ひとり黙りこくってるやつが一人。
「おい!お前もさっさと自己紹介しろよ!」
「佐藤宗弥。18さい」
ぼそぼそっとみんなにぎりぎり聞こえるような声で自己紹介を終えた。
(えーと、モデルさんに大工さんに中二病に博士に高校生に関西弁に無口だね。
おぼてやすくて助かる)
「んじゃ、話し合いを始めようぜ。 とりあえず、この世界が異世界ってことは間違いない!それはみんな分かっているだろ?」
みんなが一斉に頷く。
「誘拐にしては手が込みすぎてるし拘束もされてないし召喚されたってことも間違いなさそうだね!」
優が嬉しそうに話す。
「多分僕が読んでた小説によると僕たちは勇者ってことになってこの世界の危機を救うヒーローになるんだよ!!」
「はい?私たちが勇者?全然理解できないのだけれど、だってわたし達ただの一般人よ?」
優の意見に静香が反論する。
「こういう時って僕たちには力が与えられるんだよ!だから魔法だって使えるよぜったい!」
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