第1章

13/22
前へ
/22ページ
次へ
「まあ、とりあえず魔法を使ってみるよ!いくよ?【浮遊】!」 優がそう言うと椅子が浮いた。 みんなそれぞれが差はあるが驚きの表情だ。 まあ、いきなり魔法を見せられたのだから当然だ。 しかもそれを一緒に召喚された人が魔法を使ったのだから。 「一応説明しておきますとこれは無属性魔法に分類され誰でも使えるようになっております。」 王女様が親切にも付け加えてくれた。 「無属性ということはこの他にもいろいろな属性があるのですね?」 仁が質問をする。 まあその質問も最もだが。 どうせテンプレになんか五大属性に光と闇に特別属性ってやつだろ、などと蓮も勝手に想像している。 「ええ、勿論です。基本七属性と呼ばれる火、水、風、土、雷、光、闇がありその他にも特別属性と呼ばれるものもあります。」 少し蓮の予想とは違ったがほとんど的をいていたようだ。 そして蓮はふと考える。 (そういえば俺を含めて八人召喚された訳だが、向こうの口ぶりからして召喚する予定だったのは7人だったんじゃないか?あのマスタスだっけ?あいつもそんな感じのこと言ってたような気もするし。)
/22ページ

最初のコメントを投稿しよう!

59人が本棚に入れています
本棚に追加