第1章

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突然だが僕は銃&バイクオタだ。 もし銃とバイクがなければ生きる意味がないと言いきれる程だ。 ほとんどの銃は設計図まで書けるしバイクの構造だって完璧に覚えている。 あとはまあ、漫画とかも好きだ。 と言っても銃が出てくる漫画オンリーだけど。 だけど 、オタクと呼ばれるほどではないと自分では思っている。 まあ、世間一般ではそうではないみたいなんだ。 まあ何が言いたいかというと、 「おはよう!斎藤くん、俺今月金足りないんだよ?」 と、にやけたツラで僕に話しかけてきたのは日頃から僕をいじめている石田くんだ。 さっきの話からのつながりが見えないなんて言っちゃダメ。 「そうなんだ、大変だね?」 どーせ次に言われる事は決まってるよね。 「それで、ちょっと斎藤くんにお金借りたいなーって思ってさ!貸してくれるよね?」 うん、いつもどおりだね。 慣れすぎて殺したいとかも思わなくなったよ。 「確か昨日も一万円貸したよね?」 一応ささやかすぎる抵抗はしておこう。
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