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「はぁ?てか早く渡さないと明日から路頭にさまようぞお前。」
「ごめんなさい、一万円だよね?はいどうぞ」
僕は一万円を渡した。
バイトはしているのでお金は一応あるのだ。
流石に親からのお小遣いをこんなことに使っていたら最低だからね。
端的に言うと僕は理由があってこいつらには逆らえない。
そしてほかの人は見て見ぬふり、というわけではない。
「ほんと、最低。人から金をぱくる時間があるならバイトでもすればいいのに。」
隣に超絶カワイイ美少女が呟く。
「おい聞こえてんだよ、当事者の問題だろ?口突っ込むなよ。」
「はいはい、勝手に続けて」
そう言ってさり際に、
「ほんと、蓮も大変ね。」
と言い残して。
いまいた美少女は花崎花梨と言って俺の事情を知ってる数少ない一人だ。
中学から一緒で合気道をしてた時にお互いに切磋琢磨した中でありご近所さんでもある。
ん、あいつに逆らえない理由?
親があいつの直属の上司、以上。
親関係でいろいろあるのが嫌だから逆らわないでいるわけ。
向こうも僕が喧嘩(合気道)強いのは知ってるから手はあげてこないし、殺したいと思ったことは昔はあったけどもうない。
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