第1章

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(ん?いま勇者って言わなかった?勇者ってあの勇者だよね?なんか魔王倒すやつ?) 蓮は自問自答を繰り返し悶々としていた。 蓮は軽くオタクだが銃漫画&小説オンリーなので転生物とかそういうのは読んでいないのだ。 だから未だに状況が分かっていなかった。 「とりあえず、いきなりこのような形で召喚してすいませんでした。私は七神教の大神官マスタスと申します。 いきなりですがここエストニア王国に 滅亡の危機がせまっており古き伝承と先例に従い異世界からの各属性を宿した七人の勇者召喚をさせていただきました。」 「ふざけんな、まず意味分かんねーよ!? ここが異世界?つくならもっとバレにくい嘘を考えやがれ!」 「そうよそうよ!もうすぐ雑誌の撮影もあるの!だいたい異世界って証明できるものでもあるの!?」 あのマスタスってひとに掴みかかってた男となんかモデルをやっていそうな美人で気の強そうな女の人が叫んでいる。
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