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こうしちゃいられない。と、ぷんぷん丸とムカ着火先生は本を開き食い入るように解読し始めた。 「なになに……?えー……、アザトホース……。」 「痣とホース?とな?」 「イエ、違いマス。どうやら鍵は宇宙にあるらしいデスね……。」 「なんとぉっ!!!?宇宙に行けば今は無き伝説の忍術を体得できるぷんぷんっ!?」 ぷんぷん丸はムカ着火先生の胸元を引っ掴むとガンガン揺さぶった。 「oh!!ぷんぷん丸先生痛っ、首が取れてしまいマース!!」 「これはすまぬぷんぷん。つい興奮したぷん。」 ムカ着火先生は髪の乱れを直すと再び本に見入った。 「フム……。ヤーヤー、やはりそうデスね。伝説の儀式を行い、宇宙に行ってアザトホース神の力を分け与えてもらうのが鍵デスね。」 「痣と…」 「アザトホース神デス。」 「アザト、ホース……。」 「ただデスねぇ、この宇宙に行くための伝説の儀式がデスねぇ……。難しそうデース。」 「なんとぉっ!!」 「やってみマスか?」 「もちろんやるぷん!!ムカ着火先生ぇえ!!どうか教えていただきたいぷんぷんっ!!」 「ではちょっとピアノを使いタイので音楽室へ……」 「らじゃあああ!!」 ぷんぷん丸は風のように走り去った。ムカ着火先生を置き去りにして。 「oh~……、気の早い上に人の話を聞かない人デスね……。」 ムカ着火先生はオーバーリアクションでつぶやきながらぷんぷん丸を追って音楽室へと歩き出した。
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