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ドイツ語教師のムカ着火ファイアーは、図書室で辞書を枕にうたたねをしていた。
「ムカ着火先生ぇえええ!!!!」
そこへ血相を変えたぷんぷん丸が駆け込んで来たものだから、驚き飛び起きたムカ着火先生は椅子から転げ落ち、目からファイアーした。
「どうしまシタ?ぷんぷん丸先生?」
ムカ着火先生は純粋な日本人であったが、ドイツかぶれで髪を金色に染め、パーマをかけ、おかしなアクセントでしゃべるウザいやつだった。
「どうしたもこうしたもありまぷんぷん!!こっ、ここここれをっ!!」
ぷんぷん丸は先ほど届いた「無銘祭祀書」をムカ着火先生に手渡した。
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