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「これは一大事ですぞ!!ぷんぷんっ!!」
図書室ではもう騒げない。ぷんぷん丸とムカ着火先生は場所を校庭の隅に移し、再び「無銘祭祀書」を開いていた。
※「無銘祭祀書」とは。
クトゥルフ神話に登場する架空の書籍である。著者であるフォン・ユンツトが世界中を回って見聞した、神々にまつわる古代信仰、秘密の宗派、さまざまな伝承、古代言語などについて記されている。
「一大事デスとも!!一大事デスとも!!これはあくまでも伝説の本デス!!架空の書籍のはずなのデース!!なぜこんなところに無造作に送られて来ているのデースか!?」
「私にもわからんぷんぷん!!クロネコヤマトが間違って置いて行ったのだろうかぷん?」
「これはぷんぷん丸先生が考える以上に一大事デス!!なにしろこれには遥か昔に滅んだ伝説の忍術なども載っているはずなのデース!!」
「ぷんぷんっ!?」
「まだわかりまセンが、解読したらぷんぷん丸先生が伝説の忍術を習得できる可能性がありマース。」
「なんとぉっ!!」
ぷんぷん丸は激驚した。ぷんぷん言うのも忘れて素でムカ着火先生にすがりついた。
「ムカ着火先生ぇえ!!なんとしてでも解読願いたい!!伝説の忍術を!!なんとしてでもこの私の手にっ!!!!」
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