歴女と邂逅

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題は 「一十郎とお蘭さま」か、 題名と表紙から察するに時代劇の恋愛モノみたいだが、 「蝉しぐれ」みたいに映画化されてないし本屋で見かけた事はない。 作者は一体・・ん? 「南條範夫」 !!( °O °;)?? 南條範夫ったらアニメ化もされたグロ時代劇漫画シグルイの原作 「駿河城御前試合」の作者じゃないか!! 残酷無残で硬派な時代劇ばかり描いてるかと思ったら恋愛モノも描いてたんだ!? まあそういや駿河城御前試合も全部女絡みの話だしある意味普通なのだろうか!? 「なんじゃお主さっきからじろじろ見て、 私のあまりの美しさに打ちのめされておるのか? ふっ?ふふ?ん♪ ふっふっふっふっふ?ん♪ふっふっふ?ふふ?♪」 いや確かに美しいけど、 そんなマイナーな恋愛小説読みながら暴れん坊将軍のテーマ曲を口ずさむ娘見た事ないよ!! そう驚いてるうちに時間は流れ、 店員は俺が頼んだぜんざいを持って来た。 「大変お待たせしました?お熱いですからお気をつけ下さい。」 店員は彼女の前にぜんざいを置いた、 なんだ俺のじゃなかったか。 てか何故俺の前に芋焼酎と焼鳥の砂肝とレバーを置く! こんなの頼んでないぞ!
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