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本当に風邪をひきそうな気がしてきたので頭をさげて
「お願いします」
と、好意に甘える事にした。
彼女は
「やだ~顔上げてよ~」
と笑って、奥へと消えた。
…。
「はい。ど~ぞ」
早!この家は、近くにタオルがあるのが当たり前なのか?そんなにホイホイと置いてあるもんなないと思うんだが…。
「ありがとうございます」
取り敢えず彼女にお礼を言って、頭から拭く。
…それにしても、可愛いタオルだな。酸い臭いもしないし。
それは当たり前か。
「いいえ~それよりソラ敬語苦手なの~だから出来ればタメ口にして?」
そう言えば俺、タメ口なんて孤児院にいる子供とヤクにしか使わないな。
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