ある日曜日の出来事

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 本当に風邪をひきそうな気がしてきたので頭をさげて 「お願いします」 と、好意に甘える事にした。  彼女は 「やだ~顔上げてよ~」 と笑って、奥へと消えた。  …。 「はい。ど~ぞ」  早!この家は、近くにタオルがあるのが当たり前なのか?そんなにホイホイと置いてあるもんなないと思うんだが…。 「ありがとうございます」  取り敢えず彼女にお礼を言って、頭から拭く。  …それにしても、可愛いタオルだな。酸い臭いもしないし。  それは当たり前か。 「いいえ~それよりソラ敬語苦手なの~だから出来ればタメ口にして?」  そう言えば俺、タメ口なんて孤児院にいる子供とヤクにしか使わないな。
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