ある日曜日の出来事

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「…何が凄いの?」 「あれ?知らないの?ザルゼル・ソノラ様を」 「知ってるけど…あ~、君のお兄さんと俺の名前でザルゼルね。確かに凄いな」  でも、ザルはよくある名前だ。 「うん。凄いよね!私のお母さんはね、ソノラ様が凄く好きなの。それで週に1回は教会に行くんだよ」  好きなのってそんな感情でいいのか?なんか違くない? 「…熱心だね」  他になんと言って良いのやら…“俺なんて毎日行ってるぞ”って言い返すのも嫌だし。  と、言うよりそこに住んでるんだよね、俺は。 「そうかな?」  えへへって照れくさそうに笑ってる。  ソラちゃんに言ったわけでもないのに…ちょっと口元が緩んでしまう  なんか、可愛いな。
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