ある日曜日の出来事

3/22
前へ
/22ページ
次へ
 そして、そんな彼女に会おうと思い此処に来た。  …こんなに人がいるのに彼女を見つけ出せるのだろうか…?そもそも此処にいるなんて保証はない。  まずはウロウロするか。  屹度一人くらい、知り合いと出会えるだろう。そしたら… 「ゼルちゃ~ん♪」 ガバッ 「うわっ!」  声と一緒に声の主が俺に飛んで来た。  正確に言うと声の主は俺に抱きついているのだが…。 「ヤク!」 「なぁに?」  ヤクは可愛くもないのに、可愛く首を傾げた。 「“なぁに?”じゃない!抱きつくなと、言ってるだろ」 image=485944576.jpg
/22ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加