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そして、そんな彼女に会おうと思い此処に来た。
…こんなに人がいるのに彼女を見つけ出せるのだろうか…?そもそも此処にいるなんて保証はない。
まずはウロウロするか。
屹度一人くらい、知り合いと出会えるだろう。そしたら…
「ゼルちゃ~ん♪」
ガバッ
「うわっ!」
声と一緒に声の主が俺に飛んで来た。
正確に言うと声の主は俺に抱きついているのだが…。
「ヤク!」
「なぁに?」
ヤクは可愛くもないのに、可愛く首を傾げた。
「“なぁに?”じゃない!抱きつくなと、言ってるだろ」
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