どんぶらこ~

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桃「自分で出れるから…」 モソモソ… パカッ。 桃「こんにちわぁ…桃太郎でぇす…。」 桃の中から大きな男の子が出てきました。 それはそれは大きな男の子で、たぶん高校生くらいです。 爺・婆「アンタ誰だぁ!?」 桃「えぇ~…桃太郎だってば…。今言ったじゃん。てか、桃の中ケッコー疲れたわぁ。お茶下さい…。」 婆「何でこんなことしてるん?」 桃「夏休みでヒマで…。プチ家出しまくってたら、母ちゃん怒って家に入れてくれないし…。しばらく置いてくれませんかねぇ?」 爺・婆「………。」ポカーン…。 桃「ちゃんと鬼退治行くし、恩返しするからぁ…。いいでしょ?おじぃーちゃん❤おばぁーちゃん❤❤❤」 爺・婆(甘えられるのなんてヒサブリ…ちょっとキュン…❤) 桃「僕いい子にするからぁ!!!」 爺「まぁ…。」 婆「夏休みだけなら…。」 桃「やったぁ!」 てわけで、桃太郎はおじいさんとおばあさんの家に転がり込みました。
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