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桃太郎がおじいさんとおばあさんの家に…めんどいので、とりあえず鈴木家にします。
鈴木家に来て、30日たちました。
爺「桃太郎や、鬼退治はどうなったんだ…？」
婆「そうだ、あと３日で２学期も始まるし…。」
桃「あぁ…忘れてた…！そっかぁ、俺、桃太郎なんだっけなぁ……ﾒﾝﾄﾞｲ…。」
爺「バカなこと言ってんじゃねー！俺ら年金暮らしで大変なんだかんな！」
婆「恩返しするって言ったっぺよ！」
桃「怒んないでよぉ…。行くよぉ…。」
爺・婆「ホントか!?」
桃「行くからとりあえず肉団子作ってよ…。」
婆「肉ッ…？きびだんごじゃねえんか？」
桃「イマドキきびだんごって言ったって誰もわかんないよ…。現代っ子は肉だよ。肉。」
婆「こんのガキ…！」
爺「ばぁさん、堪えるべ！ヤツが出ていくまでの辛抱だ。」
婆「だって、肉団子なんか作ったことない…」
桃「ダイソークッキングブック買ってくるからお金ちょうだい。」
婆「まだせびるんか…！」
爺「ばぁさん、堪えるんだ！桃太郎や、いくら欲しいんだ？」
桃「…２千円くらいかな。」
爺「よし…おつりは返せよ…。」
桃「うん！いってきまぁす。おばぁちゃんはひき肉買って来といてよねー。」
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