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ザルゼル・ソノラはこの世界を創った神様だと言われている。
よって昨日のようにザルゼル・ソノラに感謝しなさいと言われる事がある。
でもまぁ、それくらいならまだ良い。
十三年前に住んでいた孤児院では誕生日がくる度にある台詞を言わなければなわなかった。
言うのは、自分の誕生日だけで良いけど、他の人たちの誕生日の時には当然聞かなければならない。
そうなって来ると、嫌でも台詞を覚えてしまう。
因みに、その台詞はこうだ。
“今日まで生かさせてくれている神様、そして全てのものに感謝しましょう”
…どう思う？
俺は、全てのものには感謝できるけど、イマイチ神様には感謝できないと思った。
思ったと言うより感謝できない。
だって本当にいるのかさえ分からない謎の人物に感謝しろっていうんだぜ？
無理に決まってんだろ。俺の感謝はそんなにも安くはない。
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