お金と身体の関係 【JYUNPEIの場合】

15/19
前へ
/38ページ
次へ
薄いシフォンのガウンから 艶めかしい足がのぞく。 「月に100万円必要なんですって?」 「ああ、はい」 手招きされるがまま 僕は彼女の隣に座った。 「高校生がそんな大金、何に使うの?」 綺麗にネイルを塗られた指が 僕の太ももをしごくように撫でる。 「あの……言わなきゃダメですか?」 僕はただ、身を固くして俯いた。 「まあ、言えない事なの?」 肉感的な唇は僕の頬に触れ 耳に触れる。 「いいわ。見かけによらず悪い子なのね」 僕の経験が浅いせいだろうか――。 快感を感じるどころか なんとも屈辱的だった。
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加