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おねえさん
本気ではないかもしれない。
酔った勢いでからかわれただけかも。
でもだからこそ――。
僕は本気である事を見せたかった。
放課後。
「実は――お金がいるんだ」
芦屋と2人
制服姿で街をふらふらしながら僕は洩らした。
「いくら?」
想定内だったのか。
前を歩いている芦屋は淡々として振り返りもしない。
「月に100万」
「ふうん」
ロリポップくわえたまま
のんきに露店の指輪をはめてみたり。
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